白檀末(びゃくだんまつ) 白檀の心材を粉末にしたもの。白檀の木はビャクダン科の常緑の中木で他の植物に寄生して成長するのが特徴です。高さ6〜9mのこの木は60年ほどの年月をかけて成熟します。材は中心部の心材toその周囲の辺材とからなっています。辺材は白色で香気は比較的少なく、心材は淡黄色または黄褐色で温和な光沢と強い香気をもっています。日本には中国を経て671年天智天皇の時に伝えられたと「日本書紀」に記録されています。ヒンズー教では心材を粉末にして燃焼させ薫香として用いられ、仏教では練香(ねりこう)、線香、抹香(まっこう)として用いられてます。 インドマイソール州の白檀が最上級とされていますが、インドネシア、オーストラリア産の物もあります。香りの違いは誰にでもすぐにわかります。成分はサンタロールが90%以上をしめています。また、サンダルウッドから抽出した精油はアロマテラピーで鎮静作用、抗炎作用、利尿作用、消毒作用、去廃作用があるとされています。 |
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